2012/11 いつか わたしの足元は くずれる

 

2012年11月のことば

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いつか 私の足元は くずれる

    〜 榎本栄一 〜


榎本栄一氏の「終幕」という詩である。
これほど短く、そして力強く自らの事実を見つめた詩があるだろうか。そうだ、間違いなく私たちは日々「死ぬいのち」を生きている。誰もが自分がいつか死ぬことを判っている。
しかしそこから目を逸らして生きているのも私たちである。なぜならそうしないと日々生きている事が無駄になってしまうように感じ、恐怖に押しつぶされそうになるからだろう。
ところで、人生の4つの真実は「二度と繰り返せない」「誰にも代わってもらえない」「必ず終わりが来る」そして「その終わりがいつ来るかわからない」という。仏教、特に真宗の教えはこの「死ぬいのち」という真実を見つめるところに始まるともいえる。いのちの真実が見えたとき、成すべき生のあり方が見え、そして有ること難きこの人生を心の底から喜べるようになる。
いのちの真実にフタをして生きたところで、そこから逃れることはできない。ならば真っ向から受け止め、宗祖親鸞聖人と先達の遺して下さった短くも力強い言葉を共に頂こう。「南無阿弥陀仏」と。

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