2013/10 地獄はない しかし作りだしている 浄土はある しかし見失っている
2013年10月の言葉

2013年10月の言葉

2013年10月のことば

地獄はない しかし作り出している
浄土はある しかし見失っている


先日教えて貰った言葉だが、あまりに自分自身を言い当てられているので、しばらくうなずくばかりであった。
 地獄とはよく「苦しみにいとまの無い世界」だと言うが、決して死んでからゆくところではないと思う。
ものは試しに、鏡をのぞき込んでいただきたい。思いどおりにならない日常に、苦しみ・悩み・怒り・愚痴をもらす鬼の形相が…誰かのことではない。私たちのことだ。中には鏡が曇りすぎて見えない人もいるかもしれないが。「火の車 造る大工はなけれども 己が造りて己が乗り行く」とはよく言ったものだ。
一方で、薄っぺらな「泣ける言葉」や「癒やしの言葉」、そんなひとときの快楽にごまかされ、日々苦しみ迷い続けていとまがない私たち。それこそ「地獄」ではないか。
ただ、そんな日常を「それでいいのか」と問いかけてくれる声がある。それを先人は「よびかけ」、「信号」と呼んだ。または「ご催促」、「うながし」ともいわれた。清沢満之は「人心の至奥より出づる至盛の要求」とも表された。それはそれはかすかな声である。ただ確かにその先に浄土はある。見失っているのは人間なのだ。
/end

※初出時は「地獄はない しかしつくっている」でしたが、訂正しました(2015/02/18)。

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