2014/9 人と違った考えを持つことは一向にかまわないさ でも その考えを無理やり他の人に押しつけては いけないな 〜スナフキン〜

2014年9月のことば子どもの頃テレビで見た「ムーミン」が、いま名言集として注目されている。あまり記憶にないが、こんな大切なことを教えてくれていたのかと思う。
人はひとりひとり考え方が異なるもの。どれほど同じ空間と境遇を経験しても、少しずつ受け取り方が変わるのだ。だが、そのことが我慢ならない者がいる。それは他でもない。世界中に存在する「ひとりひとり」である。
考え方が異なることは、すなわち否定の始まりである。「私」と主張するところに、「他者」が生まれ、仲間を作れば仲間はずれが生まれる。私たちの行為は全て、自と他の関係だが、一方で協力しないと生きられない。人間の持つ矛盾である。この矛盾を解決しようと、先人はいろんな方法を取ってきた。議論・和解・法律・裁判…そして戦争…。
共に生きるためには、相手の違いを受け入れる必要があるが、人類の歴史とは、違いを糾すか遠ざけるだけを繰りかえし、結局は傷つけ合ってきただけではないだろうか。
その解決法は一つしかない。それは「歎異」である。それは単純に異なることを歎くという意味に留まらない。親鸞の弟子・唯円が師から学んだ歎異とは、歎異抄という有名な書物に結実する。それは「常にあやまちを犯すであろう私を問いつつ、他者のあやまちにたずねる」生き方だ。そこに押しつけは生まれない。違いはそのままに尊重され、そして全て南無阿弥陀仏の世界となる。
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2017年7月のことば

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