2017/6 にぎって、はなして、向こうから〜訓覇信雄〜
2017年6月の言葉
2017年6月の言葉

にぎって
はなして
向こうから
〜訓覇信雄〜

ある推進員さんから教えてもらった言葉である。昭和の傑僧・訓覇信雄氏がよく語っておられたそうで、仏法の味わいをよく表した言葉である。

“にぎって”とは、人間の知恵である。「恵」はその字形から糸車に通じるとされる。「糸車のように知識を身に巻きつけ、理解し、覚え、活用する」ことでしか判断ができない私たちは、まさに「にぎって」おかないと安心できない。そのくせ、自分の知識で追いつかなくなれば「難しい」と放り投げる。

“はなして”とは、仏の智慧であり、「慧」はその字形から2本の箒に通じる。「ほうきのようにこれまで積み重ねた知識を一旦掃き寄せ、本当に大切な智慧に出遇う・気づく」ということだ。親鸞聖人が「ひごろのこころにては往生かなふべからず」と仰ったように、我々の日ごろの知識といえば、にぎりしめるばかり、にわか専門家を生むばかりである。ちょっと「離して」みればどうだろう。

仏教は何も小難しいことを述べていない。道元禅師も「目は横に、鼻は縦に」と仰る。実はあたりまえのことである。知識が邪魔してあたりまえのままに見えない私たちを仏は“向こう”がわから静かにご覧になっている。

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2017年7月のことば

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