2010/11 「涼しさや 弥陀成仏の このかたは」

2010年11月の言葉

2010年11月のことば

涼しさや 弥陀成仏の このかたは 小林一茶

この句の「涼しさ」は残暑にふとそよぐ風の涼しさをあらわすものであるという。ならばいささか今の季節には時期はずれかもしれない。だが季節の移ろいを肌で感じる句なのだと捉えれば、この句の味わいは時期を問わず、また時代も問わないと思う。

省みればあれほどの猛暑もいつしか遠ざかり、「急に冷え込みましたなぁ」と挨拶を交わす。「秋はどこにいったのか」と環境の変化を嘆く。地球温暖化、環境保護とうたうことは簡単だが、もはや文明生活(=環境破壊)を手中にした限り、私たちがそれを手放すことは容易ではない。破壊の張本人が高みに上って声高に地球を守れなどとは、愚の骨頂ではないだろうか。いったい人間は何千年この無明な生活を繰り返してゆくのだろう。

阿弥陀仏はそんな私たちのありさまを救おうと、五劫という永い間、ひたすら思惟くださり、成仏されたという。人間の思考や歩みをはるかに越えた、悠久の過去から、そしてまだ見ぬ未来へ向けて大きな願い(本願)をかけてくださっているという。
私たちはただ念仏生活を通してのみ、本願をいただくことができる。いや、今のごとき念仏なき生活からは一茶の感じた風ほども聞きとることはできないかもしれない。さて、念仏していますか。

↑過去倉庫2010に戻る


2017年7月のことば

2017年7月のことば

合掌して
ごはんをいただけない人は
不幸な人だ

ランダムピックアップ

  1. 紫寳山扁額

    2011.5.5

    毛筆

    [caption id="attachment_2013" align="alignright" w...
  2. 幕も無事かかりました

    2010.12.14

    真廣寺報恩講円成です

    ご報告が遅くなりました。真廣寺報恩講、ことしも無事円成いたしました。
  3. 2013年5月の言葉

    2013.5.7

    あなたでなければ できない仕事があるのです

    [caption id="attachment_2949" align="alignright" w...
  4. 2011年10月のことば

    2011.10.1

    仏法は鉄砲の反対である 高光大船

    [caption id="attachment_2279" align="alignright" w...
  5. stagemember

    2010.11.3

    ブットンくん報告

    サイトの調子が悪かったり、難波別院報恩講~風邪ひいたりで、すっかりご報告が遅くなりましたが、...