2011/7 過ちて改めざるこれを過ちという(論語)

2011年7月の言葉

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過ちて改めざるこれを過ちという(論語)

過(あやま)ちを犯さない人はいない。誰もが人生で幾度か過ちを犯す。しかし過ちを過ちとして認め、自らを省みることができれば、それは本当の意味で過ちではない。人生の糧であるといえる。
「やりなおすことのできない人生であるが、見直すことはできる」との力強い言葉は金子大栄師のご教示である。過ぎたことをやりなおすことはできない。だが見直すことで、自ら犯した過ちを認め、踏み台とし、よりよい今とそして未来を考えることができる。そればかりではなく、あやまちであったはずの過去がそのままで救いとなって行く。これは人間のもつ力ではない。仏の智慧である。悩み多く欲多き我ら凡夫にも、こうして仏の智慧がはたらいてくださっている。
さて、あれほど懲りたはずの原発である。かといって電気は必要だ。すぐに廃止することはできないだろうけれども、後世のために今こそ知恵をふりしぼって、根本から「何か」を見直さなければならない時である。しかし、どうやら欲に目がくらんだ人々は、まだ過ちにしがみついておられるようだ。過ちて改めざる。なんと愚かな。なんと憐れな。

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