2012/2 子どもは大人になるけど 大人は何になるんですか

 

2012年2月のことば

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子どもは大人になるけど 大人は何になるんですか


宮戸道雄先生のお話に出てきた言葉である。

この言葉を聞いた時、自らの半生を省みて「しまった」と思わず感じた。何も私が大それた失敗をしたわけではなく、むしろ何もない。順当に生きてきた、そんな意識である。しかしだからこそ問題なのだと思う。

私たち大人は、自らの理知分別でもって世の中を理解し、子どもより大人へと成長してきた。その歩みの間、正しい判断ができ、正しい理解がより早くできる人が優れた人であるとしてきた。そしてそれが当然のこととしてきた。

さて、ではその大人となったはずの私たちは何をしただろうか。環境問題、少子高齢化、無縁社会、原発問題、震災復興…。正しい判断ができるはずの大人が残したものは次の世代の子どもたちへのツケばかりではないだろうか。

今こそ大人のしがみつく「理知分別」の限界を思い知らねばならない。

子どもが大人になるのに必要なのは学びであり、知識であるかもしれない。しかし大人が必要なものはそればかりではない。冒頭の「しまった」はそれを言い当てられた気がしたからである。

さあ、かつての子どもたちよ、私たちは何になってゆくのだろう。

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2017年7月のことば

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