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待つ長さ 過ぎ去る速さ 生きる今

2011年1月のことば

 

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

今月の言葉、更新いたしました。
「待つ長さ 過ぎ去る速さ 生きる今」です。

「一年間があっという間だ」という言葉は、子どものころからよく耳にしました。ありゃ大人になると挨拶代わりに言うもんだと思っていました。

しかし、いつしか年齢を重ね、
自分がそういう実感を持つようになりました。
…あれはホンマやったんや…。

一日一日を大切に生きたいものですね。

さて、そのことで…
体の大きさに比例して、心拍数は徐々に遅くなるそうで、その結果ゾウとネズミを比較した場合、時間の感覚が違うそうです。
これは
東京工業大学生命理工学部教授である本川達雄氏の説ですが。

氏の説によれば象は心拍数が人間の2倍、ネズミは人間の半分。
よって人間を基準に見れば、象はのっしのっしとスローで、ネズミはちょこまかと素早く感じますが、主観としては同じ感覚なのだというのです。おもしろいですね。

じゃあ子どもは大人より時間感覚が密だということになるのでしょうか。
なお、心拍数には限界あり、それが生物の寿命を決めると氏は言います。

ちなみに人間の寿命は氏の説によれば、26.3年だそうです。短っ!今の平均寿命はいったい…。

…まあ、生物学にはほかにもいろんな仮説がありまして、
私がよく法話で紹介する仮説には「おばあさん仮説」ってのもあります。
こちらの仮説では逆に肝臓内のSOD(スーパーオキシドジムスターゼ)活性から逆算すると、人間の寿命は100年近くになるとも言われます(長谷川真理子氏の説)。

要は「生物学的に人間の寿命を特定する」ってのは、まぁあんまりあてにならない?諸先生方失礼しました。

ところで、1分間の時間を「感覚で計測」し、
ここだと思うところでストップウォッチを止める実験をしたら、
年齢が高くなればなるほど
早くボタンを押してしまう傾向にあるという結果もあるそうです。
なんかコッチのほうがわかりやすいかも。

だから「年寄れば時間の感覚が早くなる」というのは
実感と照らし合わせても本当なのかも知れません。

年寄りになるとやたらとせっかちな人、いますよね。気をつけよう。

蓮如上人は「わかきとき、仏法はたしなめ」とおっしゃいます。
「としよれば、行歩(ぎょうぶ)もかなわず、ねむたくもあるなり」と(蓮如上人御一代記聞書63 聖典p867)。
ちょっとドキッとしますね。当たってるもんで。

寺参りなんて正月ぐらいしかしないという方
法話なんて年いってから聞くもんやと思っている方。

年とってからでは遅いんですよ。時間感覚が早くなっている上に、たいして頭にはいりませんから。

わかきとき、仏法を聞きましょう。
わかいってのは、いわゆるお年よりになってからも一緒ですよ。
だって「今」は間違いなく明日より若いですからね。

新年所感です。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


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