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こころみに 息を吸って 空をみあげよ

なつのそら
なつのそら

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2012年8月掲示板、ようやく更新いたしました。

4月以降、新しい職場に配属となり、まあバタバタしつつもなんとか慣れてきたところです。しかしこの時期がいちばん気が抜けてアホな失敗することが多いので、気をつけないと…。

さて先日、子どもを幼稚園に送迎するという珍しいことをしてきました。たまたま時間が合ったから出来たわけですが、子どもがえらく喜んでくれまして、親父としても「おうおうそんなに喜んでくれるんかよ」と思わず顔がほころんだわけでして、鼻歌歌いながら自転車を漕いでますと、写真→の空に遭遇したわけです。

青々とした夏の空も、蝉の声と共に恨めしく見上げるのと、いっそこの暑さに身を任せて見上げてみるのとでは大違いですね。飛行機雲が幾重にも重なり、大変心地よかったわけです。人間なんてちっぽけなものですね、と実感したとたん、何とも言えないほっとしたキモチになってゴキゲンで帰宅いたしました。

・・

さて、全然話はかわります。
いつの時代もそうですが、
その時代を生きる人間は何かしらの違和感を覚えて生きています。

明治以降の近代化の波の中、多くの賢人・哲人が思い悩み、苦しんできたのもその違和感だと思います。時代への違和感なのか人間への違和感なのか…コレジャナイ感ですね。違和感はかつて芥川龍之介が「僕の将来に対する唯ぼんやりした不安」と述べたように「不安感」と言い換えてもいいかと思います。

 

不安を解くにはすっきりしないといけませんね。

 

不安の処方箋は「答え」です。私たちはいつも答えを求めて生きています。でも小学校のテストじゃあるまいし、人生の出来事はそう簡単に答えがでません。だから不安も解けません。そして違和感を抱えて悶々とする。

違和感が解けないとき、それは「いらだち」に化けます。「怒り」です。

だいたいにして、テレビのワイドショーって腹が立つようにしか構成していませんからね。新聞にしてもどうも記者のバイアスが強めにかかってしまっているように思えてなりません。違和感を増長しとるといいましょうか。まあ、そもそも機関誌の執筆をさせていただいている今、「中立的な報道」なんてありえないとも思います。
みんな腹立つことが嫌だったらワイドショーとか新聞とか見ないことです。
と、ある先生から教えていただきました。なるほど。

 

高光大船は「説明と談義と『ねばならぬ』で生きられる人」と時代を生きる人びとを言い当てました。

 

まさに私たちは説明と談義と、そしてかくあらねばならぬという決めつけで世を生きてはいないでしょうか。
決めつけとはすなわち「答え」でしょう。高光大船の口癖は「きめるな」だったそうです。また説明とか談義とか言いますけど、それは結局自分がどれだけ正しいかを競い合っているだけで、自分勝手な答えの上塗りなのです。

 

答えを求めて何が悪いといわれそうですが、答えとは「問いの喪失」です。
思考停止の瞬間です。

 

もしかしたら不安でもやもやしているほうが、違和感であれこれ悩んでいるほうが正常かも。と思う今日このごろ。

なぜならもっとひどくなると答えを出すことで答えに縛られ、答えと違うものを安易に排除しますから。もっとひどくなると答えと違う者を攻撃します。これはすでに答えではなくて、新たな違和感や不安感を生み出している無限ループ。

 

さーて、怒ってるひと、不安なひと、違和感を持っているひと。
だまされたとおもって深呼吸して、夏空を見上げてみましょうか。

チョーシこいて安易に他人を責めてるるオノレ。
そのちっぽけさを自覚するところからしか、本当の歩みははじまらないように思います。

怒りの塊になりそうな副住職より。


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