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往こう 往こう ひたすらに 往こう 〜高光大船〜

2013年1月の言葉
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あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

新年にあわせて掲示板を更新いたしました。
高光大船氏のことば

「往こう往こう ひたすらに 往こう」です。
(高光大船の世界「祖聖と往けば」より)

2013年1月の言葉

2013年1月の言葉

この言葉からわたしが連想したのは「往生」という文字です。皆さんはどうでしたか。

さて、往生とはどういう意味でしょう。

広辞苑には「1:この世を去って他の世界に生まれ変わること。特に極楽浄土に生まれること/2:死ぬこと/3:あきらめてじっとしていること。どうにもしようがなくなること。閉口。」とあります。

そういえば「大往生」「立ち往生」「往生際が悪い」、または「往生しまっせ(笑)」の漫才ネタにもありますように、あまり良い意味で使われることのないのがこの言葉ですね。

しかしこの字を見るとどうでしょう。
あまり否定的な意味は感じられません。
往生の往とは往復の往であって、どこまでも「ゆく」という意味です。
また、往生の生は「いきる・うまれる」という意味であり、よほどうがったものの見方をしない限り、この言葉は「生きて往く」と捉えたほうがよいように思うのです。つまりこれは「私の生き方」を問う言葉です。

 

確かにお浄土に参ることを往生とも言いますが、それは何を意味するのでしょう。
お浄土は死ねば必ず参れるのでしょうか。すみません、死んだことがないからわかりません。
しかし、生きている今のあり方については私自身が見直すことが出来そうです。
生きとし生けるものの方向に目がむいているでしょうか。
何かをごまかして生きてはいないでしょうか。
それが「生きて往く」意味であり、問われてくる課題なのではないでしょうか。

平素の生き方に問うことが必要です。私はこれでよいのかと。
改善しようのないこの身ですが、
そのいただき方の方向によっては「これでよかった」といただけるときが来るように思います。
そのとき初めてこれほど頼りなかった「お念仏の集い」が意味をもってあらわれてきます。
それを先達は「正定聚(しょうじょうじゅ)」という言葉で教えて下さいました。
「まさに、ともに、お浄土にゆける仲間うちとなる」とでもいいましょうか。

 

さて…。
経済最優先で、ひたすらに突っ走ってきた日本。
バブルという名前で大コケしても、まだその幻想から逃れられていないようです。
またぞろ原発を動かしてやろうという動きが起こっています。
それも「総選挙」という得体の知れない「民意」によって。
原発を動かしたことに荷担した私達は、原発によって問われたはずではなかったでしょうか。
また同じ生き方を繰り返すのでしょうか。

 

今年頂いた年賀状で次のような言葉がありました。
アメリカに嫁がれた娘さんのところに行ってこられた方の文でしたが、
娘の夫に「お父さん、福島原発事故で飛散した放射能はここオレゴンにも降り注ぎました。日本の人はどのように考えていますか」と問われ、すぐに答えられなかったそうです。

私達の「今」の生き方は「未来の生きもの」たちにつながり、「全世界」とつながっているのです。
これを問わずに今を生きていると言えるでしょうか。

全てがつながっているのならば、
やはりともに手を取り合って問い続ける歩みを進めたいと考えます。
往こう、往こうと呼び掛けられるほうへ。

 

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